エアバス・ディフェンス・アンド・スペースは2014年10月8日、無人機(UAV)「Atlante(アトランテ)」について、民間の型式証明を正式に申請したと発表しました。ヨーロッパ航空安全庁(EASA)に申請したもので、ヨーロッパでは無人機の型式証明はこれが初めてとなります。
「Atlante」は570キロ、主翼8メートルで単発のプロペラ機です。すでに2機目がこのほど初飛行を行っています。エアバスDSでは、石油パイプ、電力線、鉄道、自然災害、森林火災、スポーツイベントなどの監視といった商業的な役割を担う事ができるとしています。
エアバスDSはEASAと共同で、ヨーロッパでの将来のUAV認定の基準策定を行っており、有人航空機に使用される型式証明のプロセスに基づき、UAVの新たな機体の認証プロセスを開発するとしています。