和歌山県、10月19日に津波災害対応実践訓練 陸・海・空自の航空機も参加

和歌山県、10月19日に津波災害対応実践訓練 陸・海・空自の航空機も参加

統合幕僚監部は2014年10月19日、和歌山県が主催する「平成26年度和歌山県津波災害対応実践訓練」に協力、訓練に参加します。南海トラフで発生する地震の大規模災害に備えた訓練で、迅速な初動対応、災害対応力の強化を図ることを目的に、和歌山県が陸上、海上、航空自衛隊、在日アメリカ軍、海上保安庁など118の関係機関、総勢約6,400名が参加し、救助・救援活動を実施します。

陸上、海上、航空自衛隊、在日アメリカ軍、国土交通省近畿地方整備局、海上保安庁、和歌山県警察、滋賀県警察、和歌山県防災航空隊などが参加し、それぞれ航空機、艦艇などを参加させます。アメリカ軍は海兵隊のMV-22を使用するほか、海上自衛隊は「いせ」を使用します。

自衛隊の参加規模は陸上自衛隊が東部方面隊、中部方面隊、中央即応集団など人員1,100名、車両214両、航空機7機、海上自衛隊は護衛艦「いせ」と呉地方隊などから人員325名、航空自衛隊は航空総隊と航空支援集団など60名と航空機4機です。

訓練は南紀白浜空港や串本沖に洋上の護衛艦「いせ」にSCU(Staging Care Unit)を開設訓練し、ヘリコプター甲板を装備する大型巡視船「とさ」(PL-08)などを使用します。オスプレイやその他の参加ヘリコプターは、孤立が予想される民有地で緊急物資の輸送、重傷者の広域搬送訓練を行います。

なお、訓練に参加する主な航空機、艦艇は以下の通りです。訓練の詳細は和歌山県のホームページを参照ください。

■平成26年度和歌山県津波災害対応実践訓練
<参加機>
CH-47J チヌーク (輸送ヘリコプター)
C-130H ハーキュリーズ (輸送機)
UH-60J ブラックホーク(捜索・救難ヘリコプター)
U-125A (捜索救難機)
UH-1 ヒューイ (輸送ヘリコプター)
MV-22 オスプレイ (輸送機)
CH-53E スーパースタリオン (輸送機)
EC225LP Super Puma (海上保安庁ヘリコプター MH688 「みみずく」)
AS350B3 (近畿地方整備局ヘリヘリコプター「きんき」)

<参加艦艇>
海上自衛隊 護衛艦「いせ」
海上保安庁 大型巡視船「とさ」
田辺海上保安部 巡視船「みなべ」
和歌山県 漁業取締船「新はやぶさ」

期日: 2014/10/19
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