エンブラエルKC-390、ロールアウト【動画】

エンブラエルKC-390、ロールアウト【動画】

ブラジルのエンブラエルが開発中の戦術輸送機KC-390の試作1号機が、2014年10月21日、同社ガビアン・ペイショート工場からロールアウトしました。

ロールアウト式典には、ブラジルのセルソ・アモリン国防相や空軍総司令官のジュンイチ・サイトウ大将のほか30カ国以上から関係者が出席しました。試作1号機は地上試験の後、2014年末に初飛行を予定しています。

KC-390は、ペイロード約20トンのジェット戦術輸送機・空中給油機で、エンブラエルとブラジル空軍が共同で取り組んでいるプロジェクトです。アマゾンから南極まで、ブラジル空軍の航空輸送ネットワークのバックボーンとなることが期待されています。

2014年5月20日にエンブラエルとブラジル空軍は、量産機28機と導入サポートなどの契約を交わし、海外からも32機を受注しています。同社がリージョナル・エアライナーで培った低コスト輸送機の開発・生産ノウハウを、軍用輸送機でどう生かすか注目されています。

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