エアバスは2014年10月22日、A350 XWBとA330ファミリーの共通性から、航空会社、パイロットともに訓練で大きなメリットを享受するとアピールしています。A350 XWBとA330ファミリーで共通資格(Common Type Rating)の認証を獲得したもので、A330の最新の資格を保有する場合、A350 XWBの差異訓練を実施することで、乗務することが可能です。
これにより、航空会社は大幅なコスト削減が可能なり、差異訓練には地上のフルフライト・シミュレーターの使用も必要としないため、標準的な機種変更の移行で要する訓練時間は65%短縮できます。この移行訓練は8日間で実施することができます。
エアバスはA350 XWBの開発プロジェクトで、共通性と革新性を兼ね備える良い例だとしており、これにより航空会社に大きなメリットをもたらすとしています。A350 XWBとA330ファミリーはフライ・バイ・ワイヤを採用しており、コクピットでの操作性に多くの共通性が担保されています。