JAL、第2四半期の売上高は3.7%増 通期業績は減収増益の修正を発表

JAL、第2四半期の売上高は3.7%増 通期業績は減収増益の修正を発表

日本航空(JAL)は2015年3月期第2四半期(2014年4月〜9月)のグループ連結決算を発表、売上高は前年から3.7%増の6,837億円、営業利益3.1%減の928億円、経常利益1.7%増の916億円、純利益2%減の803億円でした。

また、通期の業績予想では、減収増益の修正をあわせて発表しています。円安基調に推移する為替相場の影響、関連会社への燃油転売契約を見直しから、4月発表の予想額から、売上高を100億円減少する見込みです。一方で、営業費用は費用削減の継続などで、280億円の減少を見込んでおり、営業利益は180億円の増加、連結の純利益は200億円増加の1,350億円としています。

第2四半期までの状況のうち、国際線は海外発需要、日本発ビジネス需要が好調で、羽田、成田線の増便などにより供給座席を3.9%増やし、有償旅客キロも3.3%増加しています。これにより、旅客収入は前年から5.3%増え、2,339億円となりました。

一方、国内線は新仕様の機材「JAL SKY NEXT (JALスカイネクスト)」を投入し、客室の快適性向上を図っていますが、供給座席を3.8%減らしています。有償旅客キロは1.2%増で、ロードファクターは3.2%ポイント改善しました。これにより、旅客収入は1.4%減の2,481億円でした。

貨物は、北米向け需要が伸び、日本発の自動車関連需要などを取り込み、生鮮品などの三国間の経由貨物も効率的に取り込むことで、有償貨物トン・キロベースで前年から4.1%増、収入は9.6%増の288億円でした。

メニューを開く