F-35C艦上試験、3日短縮して完了【画像】

F-35C艦上試験、3日短縮して完了【画像】

アメリカ海軍は、サンディエゴ沖の空母USSニミッツ(CVN-68)で実施していたF-35C初めての艦上開発試験(DT-1)を、2014年11月14日、予定より3日早く完了したと発表しました。

空母USSニミッツ(CVN-68)で実施していたF-35C初めての艦上開発試験(DT-1)

試験は海軍航空基地(NAS)パタクセントリバーの第23試験評価飛行隊(VX-23)による統合テスト部隊(IFT)が、洋上の空母での航空運用やデッキ運用との適合性などを試験し、テスト項目の100%をクリアしました。

DT-1チームリーダーのトニー・ウイルソン中佐は「統合ダイレクト・リフト・コントロール(IDLC)とデルタ・フライト・パスにより、安定したアプローチと正確なグライドスロープを維持することができる」とF-35Cが採用した新技術を評価しています。

空母USSニミッツ(CVN-68)で実施していたF-35C初めての艦上開発試験(DT-1)

試験では39.2時間飛行し、124回のカタパルト発進、222回のタッチ&ゴー、124回の拘束着艦を実施しました。試験の一環としての2回のボルター(着艦やり直し)を除いて、意図しないボルターは1回もありませんでした。

当初地上試験でフックがワイヤーを捉えられない問題が発覚しましたが、その後の改良により解決されたことがDT-1で確認されたとしています。そして2018年の実戦配備も確実にしたと自信を深めています。

空母USSニミッツ(CVN-68)で実施していたF-35C初めての艦上開発試験(DT-1)

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