福岡空港の地元自治体の福岡県と福岡市は2014年11月26日、国土交通省の田村航空局長へ「福岡空港の民間委託」について地元意見を提出しました。福岡空港の民間委託の検討が進められることに賛成としたもので、同時に安全性の確保、福岡空港固有の課題などへの対応を求めています。
要望では、平行誘導路の二重化、国内線旅客ターミナルビル再整備事業、滑走路増設事業の完成が遅れないように求めており、運営権の売却がこうした事業に影響が生じないよう進めることを求めています。あわせて環境への配慮、運営権者が地域振興への強力や地域の意向を反映するようにするなども求めています。
福岡空港ではすでにターミナルビルの再整備について着手しているほか、滑走路増設事業についても運営権の売却益を活用した建設が前提となっており、今回の地元首長の同意で前進します。