ルフトハンザ、A340をエボラ患者輸送用に改修 人道支援活動に従事へ

ルフトハンザ、A340をエボラ患者輸送用に改修 人道支援活動に従事へ

ルフトハンザドイツ航空は2014年11月27日、世界で初めてエボラ出血熱の患者輸送用の航空機を、ドイツ政府に引き渡しました。ルフトハンザのA340-300、機体記号(レジ)「D-AIGZ」をドイツ外務省の要請に応じ、ルフトハンザ・テクニークが数週間に渡り、人道支援活動を行える様に改修を施していました。

ルフトハンザは政府からの短期間の数多くの要望に対して応えることができるのは、短距離から長距離路線と豊富な経験、機材を保有し、技術的にも高い水準があるためとしています。特にVIP機の対応など機材の改修なども数多くの経験があるとしています。

機内の改修はハンブルクで11月17日から開始されました。客室の中央部から後部にかけて客席、キッチン、トイレ、オーバーヘッドビンなどが取り除かれ、患者搬送のための隔離ユニットを装備しました。このユニット内では、フライト中に医療従事者が患者への集中的な治療を施すことができます。

なお、改修を行わなかった機体前方には19席分が医者や看護師などのシートとして残されています。ルフトハンザではこの人道支援にパイロット、客室乗務員が700名以上参加し、当初は6カ月の予定で活動するとしています。

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