カンタス航空は2015年8月から、羽田/シドニー線の直行便を747-400で就航すると発表しました。すでに乗り入れを表明していた羽田空港の路線について、ブリスベンで12月9日に発表しました。
新たに就航する羽田/シドニー線の直行便はデイリー運航で、継続運航を行うとしていた成田発着では、成田/ブリスベン線を週4便で新たに就航します。さらに、カンタス航空の運航で、成田から週3便をシドニー、ブリスベン以外の他のオーストラリアの空港へ運航を検討しており、まもなく発表するとしています。
これにより、カンタス航空の日本/オーストラリア間の運航は、1日2便体制となります。機材は羽田/シドニー線の747-400、成田/ブリスベン線などでA330により週14便、往復の供給座席数が4,000席増えることとなります。現在の成田/シドニー線は羽田発着で週7便となり、成田でブリスベンと新たに発表するオーストラリアの就航地で週7便の運航となります。
カンタス航空ではオーストラリア発日本行きの旅客数が過去1年間で17%増加したことを受け、保有機材を効率的に運航することで増加を実現したと説明しています。ブリスベン線は日本からの旅客にもクイーンズランドへのアクセスが便利になると、日本発の利用を期待し、羽田/シドニー線では、日本とオーストラリア間の自由貿易協定(FTA)により、二カ国間の渡航者数、特にビジネス需要が増加すると見込んでいます。
なお、成田線に投入するA330は、リニューアルが進められており、順次新しいフルフラットベッドを装備したビジネススイートとスリム化したエコノミーのシートを搭載した機材に変更されます。A330の機内リニューアルは2016年末ごろに完了する計画です。