ANA、2015年度の成田発着国際線の強化で成田/ヒューストン線を開設へ

ANA、2015年度の成田発着国際線の強化で成田/ヒューストン線を開設へ

全日空(ANA)は成田/ヒューストン線を開設する方針です。航空業界紙の日刊航空が2014年12月10日付で報じています。同紙では「2015年度さらに国際線拡大方針」として、ANAが成田空港での国際線乗継ぎを強化する方針としてヒューストン線を開設するとしています。

成田/ヒューストン線はユナイテッド航空が777でデイリー運航しており、この便をANAがコードシェアしています。ユナイテッド航空とANAは太平洋路線で共同事業を展開していますが、この就航によりANAとユナイテッド航空との共同事業がさらに拡大すると見られます。

ヒューストンは、アメリカで4番目に大きな都市で、エネルギー企業や石油化学、情報技術、医療、アメリカ航空宇宙局(NASA)など宇宙産業と、企業活動がさかんで、ダラス、ニューオーリンズ、オースティン、サンアントニオなど、アメリカ南部の都市へのアクセスも便利と観光需要も期待できます。

ANAは羽田発着枠の獲得により、「羽田最大の国際線ネットワークキャリア」となっていますが、中期計画で2015年度には成田発着の新規路線の就航を計画しており、「首都圏デュアルハブ計画」を推進します。これにより、羽田と成田の両空港を利用した首都圏発着のプレムアム需要、国内線と国際線の乗継需要へ対応します。

この記事に関連するニュース
ニュースURL
メニューを開く