運輸審議会、スカイマークの経営状況に「助言・指導」 国交相に注文

運輸審議会、スカイマークの経営状況に「助言・指導」 国交相に注文

運輸審議会は2014年12月18日、11月11日付けで国土交通大臣から諮問された本邦航空運送事業者16事業者の混雑空港の運航許可申請について、許可することが適当であると答申しました。混雑空港の運航許可は、2015年1月末に期限となることから、2015年2月1日現在の運航計画を前提に許可を行ったものです。

ただし、今回の答申ではスカイマークについて、A380のキャンセルに関わる違約金
の支払いについてエアバスと交渉中であることを取り上げ、国土交通大臣に同社の経営状況を注視すること、安全、安定した輸送が確保されることについて、助言、指導を行い、「必要に応じてその状況を運輸審議会に対して報告していただきたい」と注文を付けました。

審議内ではジェットスター・ジャパンの経営状態について大幅な赤字を記録していることが取り上げられ、国土交通省側からは関空拠点化の整備遅れが負担になったことなどが説明されました。また、羽田空港の発着枠についてもしばらく配分の見直しは行わないことも説明されています。

なお、混雑空港の利用許可は以下の通りです。

■混雑空港の運航許可
日本航空:成田、関西、東京国際(羽田)、大阪国際(伊丹)
全日空:成田、関西、東京国際(羽田)、大阪国際(伊丹)
ANAウイング:成田、関西、東京国際(羽田)、大阪国際(伊丹)
ジェイエア:成田、関西、東京国際(羽田)、大阪国際(伊丹)
日本トランスオーシャン:関西、東京国際(羽田)
スカイマーク:東京国際(羽田)
AIRDO:東京国際(羽田)
スカイネットアジア(ブランド ソラシドエア):東京国際(羽田)
スターフライヤー:関西、東京国際(羽田)
ピーチ:成田、関西
バニラ・エア:成田
ジェットスター・ジャパン:成田、関西
春秋航空日本:成田
日本エアコミューター:大阪国際(伊丹)
アイベックスエアラインズ:成田、大阪国際(伊丹)
天草エアライン:大阪国際(伊丹)

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