アメリカ・フロリダ州ケープカナベラル空軍基地から、2014年12月5日に打ち上げられたオライオン宇宙船が、12月18日、フロリダ州ケネディ宇宙センターに帰還しました。
オライオン宇宙船は12月5日の7時5分に打ち上げられ、地球を2周して11時29分にカリフォルニア州沖の太平洋に着水しました。アメリカ海軍のドック型輸送揚陸艦USSアンカレッジ(LHD-23)に回収され、サンディエゴから2,700マイルをトラックに乗せられ8日間かけてアメリカ大陸を横断しました。
オライオン宇宙船は輸送中の汚れを落とし目視での検査が行われ、その後2015年3月までロッキード・マーティンによる詳細な検査が行われ、分析データがNASAに提出されます。
4時間20分で地球を2周した宇宙船を、8日間かけて地上輸送するのは予算がないからなのか、収容できる輸送機がないからなのか、安全をとったのかは不明です。