レイセオンは、2014年12月16日、ベル・ボーイングV-22オスプレイからグリフィンBミサイルの発射実験に成功したと発表しました。
実験はアリゾナ州ユマの実験場で行われ、ホバーモードと110ノットの転換モードでグリフィンBミサイルを発射し、標的に直撃させました。V-22から前方へ向けてミサイルを発射するのは初めてのことで、アメリカ空軍特殊作戦軍団も注目しているとのことです。
グリフィン・ミサイルはレイセオンが開発した小型の空対地ミサイルで、グリフィンAはAGM-167Aとしてアメリカ軍に採用されAC-130などの後部カーゴドアから発射可能です。グリフィンB(BGM-167B)はその前方発射型で、ヘリコプターや固定翼機、地上、艦艇などさまざまなプラットフォームから使用できます。レーザー/GPSで精密誘導される低コストのミサイルで、炸薬量が少なく巻きぞえ被害が少ないのが特徴です。