航空会社の各種サービスをランキングする「AirlineRatings.com」は2015年版の安全な航空会社10社を発表しました。
これによると、カンタス航空が最も安全とされ、その他はニュージーランド航空、キャセイパシフィック航空、ブリティッシュ・エアウェイズ、エミレーツ航空、エティハド航空、エバー航空、フィンエアー、ルフトハンザ・ドイツ航空、シンガポール航空でした。カンタス航空は1951年から、航空機事故に伴う死者を出していない航空会社で、引き続きこのランキングで最も安全とされています。また、全日空(ANA)が以前はベスト10に入っていましたが2015年はこの中から外れています。
調査は449社を対象に調査し、このうち149社は安全性が高い7つ星の評価ですが、例年通り安全面の対応が必要と判断される3つ星以下は50社ほどあるとしています。
このうち、AirlineRatingsが安全性が低いと判断した会社はネパールで世界でもスリリングな空港の1つとされる「ルクラ空港」として知られるテンジン・ヒラリー空港をベースに運航するAgni Air、Tara Airとネパール航空、アフガニスタンのカム・エア、カザフスタンのスキャット・エアです。
また、格安航空会社(LCC)への安全性の関心も高まっているとして、そのベスト10を紹介していますが、アジア系のLCCは残念ながらランクインしていません。AirlineRatingsによるベスト10はアルファベット順にエア・リンガス、アラスカ航空、アイスランド航空、ジェットスター、クルラ、モナーク・エアラインズ、トーマス・クック、TUIフライ、ウェストジェットでした。