GEアビエーション、Global 7000/8000搭載エンジンを747でテスト飛行

GEアビエーション、Global 7000/8000搭載エンジンを747でテスト飛行

ニュース画像 1枚目:テスト飛行したGEの「N747GE」 搭載エンジンはLEAP
© CFM International
テスト飛行したGEの「N747GE」 搭載エンジンはLEAP

GEアビエーションは2014年12月30日、カリフォルニア州ビクタービルでボンバルディアのグローバル7000、グローバル8000ビジネスジェット機に搭載する「GEパスポート」エンジンのテスト飛行を開始しました。GEアビエーションの747-100、機体記号(レジ)「N747GE」に搭載しました。

12月30日のテスト飛行では、パスポートエンジン1基が正常に稼働しました。飛行テストは2015年1月も続けられ、2015年内にアメリカ連邦航空局(FAA)の型式認定を取得する計画です。

GEアビエーションによると、2013年に初めてのテストを開始して以降、パスポートエンジンは期待値を超えているとしています。2014年のテストでは、地上施設で51,000フィートでのエンジン性能と操作性を実証したほか、アイシング施設で着氷試験を行いました。

これまで300サイクル、750時間以上のテストを実施してきました。運航までに、パスポートエンジンは、ボンバルディアのグローバル7000、またはグローバル8000で平均的なフライト10年分と同様に4000飛行時間、8000サイクルのテストを行うこととなります。

パスポートエンジンは推力16,500ポンド、同クラスのエンジンと比べ燃料消費率は8%低く低燃費を実現します。GP7200から低排出技術、GE90とGEnxエンジンから設計や素材の技術などを活用しています。IHIもGEに協力し、このエンジン開発に携わっています。

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