日本/台湾間でピーチとスカイマークが就航の権利獲得へ-台湾報道

日本/台湾間でピーチとスカイマークが就航の権利獲得へ-台湾報道

日本と台湾の航空交渉が2011年9月22日に台湾で開催され、ピーチ、スカイマークが就航の権益を得る見通し。航空自由化はすでにアジア各国、地域と合意してきた成田、羽田の段階的なオープンスカイに向けた合意に加え、新たに定期便就航ができる航空会社が増えそうだ。日本側企業のピーチとスカイマークに加え、台湾側は復興航空、立栄航空、マンダリン航空がチャーター便運航を定期便運航の権益になる。また、遠東航空が日本への乗入れが可能になる。台湾の中時新聞が伝えている。

台湾側では、復興航空はこれまで日本各地にチャーター便を運航、路線の拡大とあわせて日本路線の定期便化を強く要望していた。

日本側ではピーチの国際線の乗入れが台湾も確実になりそう。2012年3月1日に就航する関西/新千歳線のほか、福岡線、国際線はソウルへの就航を表明。ただ、同社では、近距離国際線はその他の路線は検討中とコメント、具体的な就航計画には言及していない。

スカイマークはA380型の導入で国際線を計画しているが、それ以前の国際線計画はこれまでに発表はしていない。グアムへのチャーター便の運航実績があるものの、台湾への就航について同社の広報担当は現在、A380型以外の国際線で発表できることはないとコメントした。A380型の国際線就航を前に、国際定期便の進出の可能性を伺わせる動きになりそうだ。

なお、日本と台湾間の航空交渉は、民間で担当することになっているため、日本側が財団法人交流協会、台湾側が亜東関係協会で実施する。

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