首都高中央環状線山手トンネルが開通、都心部と羽田空港のアクセス向上

首都高中央環状線山手トンネルが開通、都心部と羽田空港のアクセス向上

首都高中央環状線山手トンネルの高速湾岸線から高速3号渋谷線間、中央環状品川線が2015年3月7日(土)16時に開通します。これにより、中央環状線が全線開通となります。

首都高速道路ではこの開通により、新宿、渋谷など副都心エリア、関越道や東北道方向から羽田空港へのアクセスが向上するとしており、増枠で便数、利用者が増えている羽田空港の利便性が高まるとしています。新宿と羽田空港間の所要時間は現在、およそ40分ですが、開通により約20分と半分に短縮される見込みです。

また、東京港や羽田空港を利用した貨物輸送で一般道を経由せず、東名高速、中央高速などにアクセスでき、物流面での改善も見込まれています。

都心環状線への渋滞緩和の効果も期待されています。中央環状線の全線開通は、圏央道、外環道、中央環状線の首都圏3環状道路の最初のリングが完成するもので、6割が通過する交通とされる都心環状線を利用する車の分散化が見込まれています。これにより、都心部から羽田空港へ車でアクセスする場合には時間を読みやすくなり、都心部に集まる高級ホテルを利用する外国人利用者などの空港と都心間の移動の利便性も高まります。

なお、東京空港交通リムジンバスは中央環状線の湾岸線から渋谷線開通を受け、時刻変更などダイヤ改正を4月1日(水)にも実施する予定です。

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