オーストリア航空、フォッカー21機を全てエンブラエルに機材更新へ

オーストリア航空、フォッカー21機を全てエンブラエルに機材更新へ

ニュース画像 1枚目:オーストリア航空 機材更新を決めたフォッカー 100
© Austrian Airlines
オーストリア航空 機材更新を決めたフォッカー 100

オーストリア航空は2015年3月12日、中距離路線の機材更新を開始していると発表しました。ルフトハンザ・グループの決定を受けたもので、2015年はフォッカー製の機材をエンブラエルに切り替えます。正式には2015年3月19日に開催されるオーストリア航空の役員会議で決議されます。

更新するエンブラエル機はERJ-195で、現在はルフトハンザ・シティラインで使用されています。機材更新は2015年秋から開始し、2017年末までに完了する予定です。ERJ-195は2015年末までにオーストリア航空の塗装に塗り替えられ、初号機は2015年末までに導入されます。

オーストリア航空は現在、座席数80席のフォッカー70を6機、100席のフォッカー100を15機、計21機を運航しています。ルフトハンザ・シティラインからのERJ-195は120席仕様で、現在のフォッカーより席数が増加します。いずれも2009年から2012年に製造されたもので、平均4年の機齢です。なお、ルフトハンザ・シティラインには、ユーロウイングスのCRJ-900 NextGenが導入されます。

オーストリア航空では、フォッカーはメンテナンスを確実に実施していることから
信頼性が高いとしながらも、より大きな機材となるエンブラエルの燃費は座席あたり18%減となります。また、同社はCシリーズについても導入を検討したものの、ルフトハンザ・グループでの解決策が最適だと判断したものです。

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