アメリカ運輸省、羽田発着枠で結論 デルタ航空の発着枠維持も条件厳しく

アメリカ運輸省、羽田発着枠で結論 デルタ航空の発着枠維持も条件厳しく

ニュース画像 1枚目:デルタ航空
© デルタ航空
デルタ航空

アメリカ運輸省(DOT)は2015年3月27日(金)、羽田空港の深夜発着枠の取扱いについて議論していた件で、デルタ航空のシアトル線を通年運航することでアメリカ側の発着枠を割り当てるとの最終結論を出しました。

デルタ航空は、羽田/シアトル線で90日間おきに1週間運航し、2014年10月から2015年3月末までの期間の発着枠の確保を維持しました。

DOTの今回の判断は、デルタ航空が再びデイリー運航を行うとしていることから、公共の利益を最優先し、デルタ航空へ発着枠を与えたとしています。また、今回の承認はDOTの認可無く、1週間で2日間の運航が行われなかった場合、この発着枠の権利を即時、失うとしています。発着枠は即時、アメリカン航空の羽田/ロサンゼルス線に権利が移るとしています。

問題提起したアメリカン航空はロサンゼルス線、ハワイアン航空はコナ線でデイリー運航するとし、デルタ航空が羽田発着枠の申請時の運航と異なるとして、DOTに異議を唱えていました。

これを受け、デルタ航空はDOTは羽田空港の発着枠は最良の結論を導いたとし、同社は一時的な季節運休から羽田/シアトル線の直行便を再開し、通年運航を行うとコメントしています。

ハワイアン航空はこのDOTの決定について、デルタ航空が条件を満たさない場合でもアメリカン航空に発着枠が移ることから失望したとのコメントを発表しており、同社の羽田発着枠は最も成功している路線とし、経済的な利益は同社が最も生み出すことが出来るとの主張を続けています。

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