エアバス、最大離陸重量242トンA330-300でEASAから耐空証明を取得

エアバス、最大離陸重量242トンA330-300でEASAから耐空証明を取得

ニュース画像 1枚目:最大離陸重量242トン増加型のA330-300 初の機体はデルタ航空へ
© Airbus S.A.S.
最大離陸重量242トン増加型のA330-300 初の機体はデルタ航空へ

エアバスは2015年4月1日、最大離陸重量242トン増加型のA330について、ヨーロッパ航空安全庁(EASA)から認証を獲得したと発表しました。A330-300とA330-200のエンジン改良、空力パッケージ、オプションの燃料タンク装備などで運航コストを抑えることができ、より多くの機能が装備されている機体です。A330からエンジンを換装したA330neoへ移行するプラットフォームでもあります。

従来機と比べ燃料は2%削減でき、燃料タンクを装備したA330-300の場合、6,100海里、およそ11,290キロメートルの航続距離となります。これにより、この機材はヨーロッパと東南アジアを結ぶ航路に投入することが可能になります。

EASAの耐空証明はGE製CF6-80E1エンジン搭載の最大離陸重量242トン増加型A330-300に対応しています。エアバスはアメリカ連邦航空局(FAA)からも近く認可を得られるとしています。エアバスは耐空証明取得まで、同社の設計・開発、さらに約100飛行時間を含む飛行試験キャンペーンを実施しました。

エアバスは今後、ロールス・ロイス製トレント700、プラット・アンド・ホイットニー製PW4000エンジンでも数カ月の間に、増加した離陸重量のA330-300とA330-200で証明獲得を目指します。

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