海上自衛隊は、2015年7月17日(金)から7月19日(日)、イギリスのフェアフォード空軍基地で開催される世界最大の軍用機の祭典「ロイヤル・インターナショナル・エアタトゥー(Royal International Air Tattoo:RIAT)」に、P-1を派遣すると発表しました。RIAT公式サイトも海上自衛隊の発表を受けて、歓迎のコメントを発表しています。
海自のP-1は7月10日(金)に厚木航空基地を出発し、フェアフォードで展示後、ジプチを経由して7月25日(土)に帰着する予定です。派遣するP-1は2機で、指揮官は第51航空隊企画審査隊長の杉本和隆2等海佐、人員は約40名です。
RIATの発表では、P-1が4発ジェット機で、P-3Cの更新として開発されており、2007年に岐阜基地で初飛行し、2013年に配備されたことをコンパクトに紹介しています。また、哨戒機として重要なレーダーについても東芝HPS-106レーダーを搭載し、ウェポンベイにはハープーン、マーベリックなどを搭載でき、エンジンはIHI製のF7-10と、主力部分が日本製といった情報も記しています。
海上自衛隊の航空機がRIATに参加するのはこれが初めてです。自衛隊では2012年7月のRIATで航空自衛隊第404飛行隊のKC-767J、「07-3604」が参加しています。