アメリカ海軍は、2015年4月6日、空母USSカール・ビンソン(CVN-70)を旗艦とする空母打撃群(CV CSG)が、第5艦隊担当海域(AOR)を離脱したと発表しました。
CV CSGは、約6カ月間にわたりイラクとシリアのISILを攻撃する作戦に従事し、搭載する第17空母航空団(CVW-17)は、2,383戦闘ミッション、12,300ソーティー、9,220着艦、869発の精密誘導兵器50万ポンド(約227トン)以上を投下しました。
CV CSGの第5艦隊AORでの任務は、空母USSセオドア・ルーズベルト(CVN-71)を旗艦とするTR CSGに引き継がれました。CV CSGは8月22日にカリフォルニア州サンディエゴを出港し、演習を重ねながら10月15日に第5艦隊AORに入りました。今後、第7艦隊AORをパトロール航海して、サンディエゴへ帰国します。
CV CSGにはカール・ビンソンのほか、第17空母航空団(CVW-17)と第1駆逐隊(DESRON-1)のイージス巡洋艦USSバンカーヒル(CG-52)、イージス駆逐艦USSグリッドレイ(DDG-101)、USSスタレット(DDG-104)、USSデゥーイ(DDG-105)が含まれています。
■空母カール・ビンソン搭載CVW-17飛行隊 / 搭載機
・第22戦闘攻撃飛行隊(VFA-22)ファイティング・レッドコックス FA-18F
・第81戦闘攻撃飛行隊(VFA-81)サンライナーズ F/A-18E
・第113戦闘攻撃飛行隊(VFA-113)スティンガーズ F/A-18C
・第94戦闘攻撃飛行隊(VFA-94)マイティー・シュライクス F/A-18C
・第139電子攻撃飛行隊(VAQ-139)クーガーズ EA-18G
・第116早期警戒飛行隊(VAW-116)サン・キングス E-2C
・第15海上戦闘ヘリ隊(HSC-15)レッド・ライオンズ MH-60S
・第73海上打撃ヘリ隊(HSM-73)バトル・キャッツ MH-60R
・第30艦隊補給飛行隊(VRC-30)プロバイダーズ C-2A