ユナイテッド航空、10機分の787を777-300ERに変更 機材計画見直しで

ユナイテッド航空、10機分の787を777-300ERに変更 機材計画見直しで

ニュース画像 1枚目:ユナイテッド航空 787
© United Continental Holdings
ユナイテッド航空 787

ユナイテッド航空は2015年4月23日、同社の第1四半期の業績発表とあわせ、機材計画の変更を明らかにしました。変更は今後数年について、その供給量、予算増加の見通しを増加させることなく、長期的な同社のネットワークの基盤を整えます。

このうち、発注済みの787の10機を777-300ERの10機に切り替え、2016年から受領します。これにより、777-300ER新造機の導入で、商品力の向上、財務面での競争力を高めます。

さらに767-300ERの11機について、追加で使用期間を延長します。ウイングレットの装着、信頼性の向上の対応、客室リニューアルの投資を行い、計21機がその機齢を伸ばす計画となります。ユナイテッド航空はすでに767-300ERの保有する35機のうち、14機にウイングレットを装備しています。

767-300ERの延命とあわせ、国際線で使用している777-200の10機をアメリカ国内線での使用機材に配置換えし、大西洋路線の757-200をアメリカ国内線と南米路線に変更します。

また、中古の単通路機の追加導入を行う予定で、10機から20機を数年以内に受領する最終交渉を行っています。また、締結間近の案件に加え、その他の中古機に取得も目指します。

これに加え、50席の機材、130機を2015年末までに退役させます。また、この座席数の機材はリース期間の終了にあわせてさらに削減します。

この変更は2015年の供給量に影響を及ぼすものではなく、同社の計画と変更はないとしています。また、3、4年間で27億ドルから29億ドルの機材の予算計画についても変更はありません。

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