アメリカ海軍、空母着艦を容易にする「魔法の絨毯」を実地試験

アメリカ海軍、空母着艦を容易にする「魔法の絨毯」を実地試験

ニュース画像 1枚目:USSジョージH.W.ブッシュに着艦するF/A-18E
© U.S. Navy photo by Mass Communication Specialist Seaman Christopher D. Gaines/Released
USSジョージH.W.ブッシュに着艦するF/A-18E

アメリカ海軍は、2015年4月26日、空母USSジョージH.W.ブッシュ(GHWB : CVN-77)が、新しい着艦誘導ソフトウェア、通称「マジック・カーペット(魔法の絨毯)」の試験を終えて、ノーフォークに帰港したと発表しました。

マジック・カーペット・ソフトウェアは、F/A-18E/FとEA-18G用に開発されたもので、空母へのアプローチ中の機体の速度と仰角(AOA)を自動的に調節するものです。航空運用士官補のダン・マーズルフ少佐は、「このソフトにより着艦ミスややり直しを削減することができ、そのぶん作戦に専念することができる」と話しています。試験はタッチ・アンド・ゴーで行われ、実際に着艦することなく実施されました。

また、GHWBでは第122戦闘攻撃飛行隊(VFA-122)フライングイーグルスと第129電子攻撃飛行隊(VAQ-129)バイキングス、VAQ-131ランサーズ、第101海兵戦闘攻撃訓練飛行隊(VMFAT-101)シャープシューターズの着艦資格認定訓練(CQ)も行われました。VMFAT-101で訓練した海兵隊パイロット4名は順次、アラビア海の空母USSセオドア・ルーズベルト(CVN-71)へ派遣されます。

メニューを開く