NTTデータ、航空管制向け製品「airpalette RDP」を海外で販売へ

NTTデータ、航空管制向け製品「airpalette RDP」を海外で販売へ

ニュース画像 1枚目:airpalette 画面
© NTT データ
airpalette 画面

NTTデータは2015年5月11日、airpaletteブランドの製品第2弾として「airpalette RDP (Radar Data Processing system)」の提供を開始すると発表しました。airpalette RDPは、レーダーから取得される航空機の位置、高度情報と飛行計画情報を照合し、航空管制官が管制業務を行うために必要な情報を生成、管制卓の画面に表示するシステムです。

長年、日本の航空局でRDPシステム構築に携わってきた実績、ノウハウを基に成長が見込まれるアジア、中近東、アフリカ、中南米向けに、現地のニーズに適応し、導入しやすく、信頼性の高いシステムを提供するとしています。レーダーからの位置情報の提示、管制官の入力機能、警報機能などを備え、導入を目指す各国のニーズに対応していきます。また、同社ではこのラインナップの拡張を順次、行うとしています。

同社では、世界各地域の航空交通輸送量は2025年まで継続的に増加していくことが見込まれ、特にアジア・太平洋地域、中東地域で年平均5.8%、アフリカ地域で年平均5.1%、中南米で年平均4.8%と大幅な増加が見込まれています。こうした地域では、安全、かつ効率的な航空機運航を求められ、航空管制システムの整備もその課題のひとつです。

NTTデータは2010年から、飛行方式設計システム「PANADES」をアジアで導入を進めており、すでにタイ、インドネシア、ベトナム、ラオス、ミャンマーに導入済みとなっています。

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