スターフライヤー、新たな機材導入・退役計画策定へ 客室新仕様も検討

スターフライヤー、新たな機材導入・退役計画策定へ 客室新仕様も検討

スターフライヤーは、2015(平成27)年度を初年度とした2020年までの新中期経営戦略「“らしさ”の追求2020」を策定しました。この中で、ネットワーク、機材戦略として既存の羽田発着の北九州、福岡、山口宇部、関西線、福岡/名古屋(セントレア)線の5路線で安定的な運航と収益性の向上をめざし、安定化が図れる路線や便数を件んと牛ていくとしています。

このうち、新路線では今後の展開を見据え、深夜早朝時間帯のチャーター便を積極的に計画し、状況に応じた定期便化を検討していくと位置づけています。夜間駐機する空港と国内24時間空港、あるいは東アジアの空港と国内、国際線にとらわれない展開を目指します。

これまでスターフライヤーは、北九州発着で夜間駐機の機体を活用した国際チャーター便運航にはこれまでにも取り組んでいます。また、国内では深夜にも運航が可能な空港としては新千歳、羽田、名古屋(セントレア)、関西、北九州、那覇などがあり、このうち3空港に同社は就航しています。

また、ネットワークと連動した機材の導入、退役計画は改めて策定し、旅客ニーズや他社との競争力を踏まえた新客室仕様の検討を行うとしています。スターフライヤーはエアバスに3機を直接発注していましたが、2013年度の業績不振に伴い、「JA23MC」を導入した後、予定していたリース2機、自社購入の1機の受領を延期しています。

これとあわせ、新仕様の客室に加え、機内エンターテインメントの品質維持としてコンテンツの検討や経年劣化の対応を行います。あわせてドリンク、機内販売品など機内サービス見直しの検討、制服リニューアルも検討します。また、機体塗装の経年劣化にも対応し、サービスの品質維持、向上を図ります。

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