航空局、中国との非公式協議で羽田発着3路線の昼間就航で合意 冬スケにも

航空局、中国との非公式協議で羽田発着3路線の昼間就航で合意 冬スケにも

国土交通省航空局は2015年5月14日(木)、5月15日(金)、中国と航空当局間非公式協議を北京で開催、羽田発着3路線の昼間時間帯について合意したことを発表しました。2012年8月に日中間で枠組みの拡大について合意していましたが、実現に至っていなかった発着分です。

合意した内容は、羽田発着で北京、上海、広州線を日中双方の企業が1日2便ずつ、運航が可能になります。就航時期は、2015年冬スケジュール期首の2015年10月末から、運航開始に合意しましたが、羽田空港の深夜早朝時間帯、成田路線は航空会社の準備が整い次第、早ければ2015年夏スケジュールにも運航開始することでも合意しています。

日中間の航空路線は、日本企業が成田、羽田、関西、中部(セントレア)、那覇の4地点から、北京、上海・浦東、上海・虹橋、大連、広州、天津、瀋陽、青島、厦門、杭州、成都の中国10地点に旅客便を週238便、貨物便を週56便を就航しています。一方、中国側企業は成田、羽田、関西、中部、新千歳、旭川、函館、仙台、茨城、静岡、新潟、富山、小松、岡山、広島、高松、松山、福岡、長崎、佐賀、鹿児島、那覇の日本21地点と、北京、上海・浦東、上海・虹橋、ハルビン、長春、瀋陽、大連、天津、銀川、煙台、済南、青島、蘭州、鄭州、西安、無錫、南京、杭州、武漢、寧波、成都、重慶、温州、長沙、福州、貴陽、泉州、厦門、桂林、昆明、広州、深圳、南寧、三亜の中国33地点を結んでいます。

運航会社は、日本側が日本航空(JAL)、全日空(ANA)、日本貨物航空(NCA)の3社、中国側は中国国際航空、中国東方航空、中国南方航空、上海航空、厦門航空、深圳航空、山東航空、春秋航空、天津航空、上海吉祥航空、中国国際貨運航空、中国貨運航空、揚子江快運航空、中国貨運郵政航空の14社です。旅客数は過去5年間では2012年の775.8万人が最も多く、2013年は689.8万人に減少しましたが、2014年は758.6万人に回復しています。

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