口永良部島の新岳が噴火、海保の船舶や自衛隊ヘリコプターが住民救出で対応

口永良部島の新岳が噴火、海保の船舶や自衛隊ヘリコプターが住民救出で対応

鹿児島県の口永良部島の新岳で2015年5月29日9時59分、爆発的な噴火が発生しました。新岳の南西側から北西側にかけて火砕流が発生し、海岸まで到達しています。気象庁は口永良部島に噴火警報を発表し、避難するよう対応を呼びかけています。

これを受け、住民救出のため海上保安庁の船舶、自衛隊のヘリコプターが口永良部島に向かっています。政府は万全の対応を行う様、指示が出されており、政府調査団も派遣されます。

消防庁は10時30分に鹿児島県防災ヘリコプターが離陸し、11時25分には現場付近に到着し、情報収集活動を行っているほか、福岡県、熊本県、大分県、宮崎県の緊急消防援助隊に対し、人命救助事案の発生に備えた準備を依頼しています。また、鹿児島県知事からの出動要請を受け、高知県、宮崎県、福岡市消防局の消防防災ヘリ3機、指揮支援部隊として福岡市消防局に対して出動を求めています。

鹿児島県防災ヘリは、各所からの応援を得ていることから情報収集活動から前額部部分熱傷の方1名、体調不良1名、計2名の搬送に任務を切り替えて対応しています。また、高知県、宮崎県の消防防災ヘリは13時30分ごろ、現場に到着し情報収集活動を行っています。

自衛隊は海上自衛隊のP-3Cを1機、情報収集活動にあたらせているほか、陸上自衛隊の高遊原駐屯地からUH-1の2機が情報収集活動、UH-60が1機が避難活動に対応しています。

なお、定期便には5月29日11時30分現在、鹿児島発着の離島路線に大きな影響は出ていない模様です。口永良部島に最も近い、屋久島空港、種子島空港へ就航する便も通常通りの運航となっています。

※消防庁の13時30分発表の情報を追記しました。
※海上自衛隊、陸上自衛隊の情報を追記しました。
※消防庁の情報を追記しました。
※タイトルの一部を変更しました。

この記事に関連するニュース
メニューを開く