日本トランスオーシャン航空が2015年6月30日、那覇発関西着JTA002便として運航していた737-400で、客室内の気圧が低下し、搭乗客が酸素マスクを装着するインシデントが発生しました。運輸安全委員会は重大インシデントに認定し、この件の調査を開始しました。
宮崎県沖の太平洋上空、高度約11,000メートルを飛行中、エンジンの抽気システムに不具合を示す警告灯が点灯しました。その後、客室内の減圧を示す警報が作動し、機長が客室内で酸素マスクを作動、乗客に装着させ、高度を3,000メートルまで、およそ10分で降下しました。これにより気圧が回復し、1時間後に関西国際空港に着陸しました。
この便は那覇空港を定刻7時20分のところ、7時17分に出発し、関空到着は9時10分のところ10分遅れの9時20分に到着しました。乗員、搭乗客は37名で、怪我などはありませんでした。
なお、この影響により、7月1日の関西/那覇線、那覇/福岡線での欠航が予定されています。対象便は関西発JTA001、JTA005便、那覇発JTA004、那覇/福岡線の那覇発JTA060便、JTA065便です。