羽田の機能強化、7月から住民説明会 都心上空を飛行経路に活用へ

羽田の機能強化、7月から住民説明会 都心上空を飛行経路に活用へ

ニュース画像 1枚目:羽田空港の滑走路運用・飛行経路の見直し、南風時の時間値90回
© 国土交通省
羽田空港の滑走路運用・飛行経路の見直し、南風時の時間値90回

国土交通省航空局は、羽田空港の機能強化を検討しており、その飛行経路の見直しを具体化するため、関係自治体と協議を行っています。これを受け、関係自治体の協力を得て、住民に幅広く理解を得るため、2015年7月からその説明会を開催します。

説明会は、第1段階で空港機能の強化が必要とされていること、実現方策を中心に説明し、住民の意見、質問、懸念などをヒアリングします。第2段階は、環境対策、新たな飛行経路の運用方法について詳細な事項を中心に、議論を深めていきます。これにより、住民の意向を踏まえ、2016年夏までに環境影響に配慮した方策を策定します。

説明会は、説明パネルなどの展示と共に、担当者が参加者に対して適切な説明を行うと共に質問、意見を聞くオープンハウス型で実施します。また、航空局ではすでに「羽田空港のこれから」としてホームページで説明を行っています。

開催予定の場所は、新たな離着陸経路の運用として想定されている地域、駅周辺です。「羽田空港周辺」は大師地区、羽田地区、蒲田駅周辺、川崎駅周辺、「東京23区西部」は大井町駅周辺、品川駅周辺、目黒駅周辺、白金高輪駅周辺、渋谷駅周辺、新宿駅周辺、練馬駅周辺、「東京23区東部」は南砂町駅周辺、船堀駅周辺、「埼玉・東京23区北部」は和光市駅周辺、武蔵浦和駅周辺です。

なお、航空局では滑走路運用と飛行経路の見直しを行った際、南風、北風時の時間最大値として90回の場合を発表しており、いずれも都心上空を飛行することとなります。

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