カンタスとアメリカン、シドニー発着の新路線就航で関係強化へ

カンタスとアメリカン、シドニー発着の新路線就航で関係強化へ

ニュース画像 1枚目:カンタス航空A380
© Qantas
カンタス航空A380

カンタス航空とアメリカン航空は2015年6月10日、相互にアメリカ/オーストラリア間で新規路線を就航し、その提携関係を強化すると発表しました。アメリカン航空は同社として初めてロサンゼルス/シドニー線に就航、カンタス航空はシドニー/サンフランシスコ線に就航します。

カンタス航空は2015年12月20日から、シドニー/サンフランシスコ線を就航します。この路線は一部のピーク日に運航し、2016年1月には最大週6便を747-400で運航します。この747はA380と同様の設備が搭載されています。

アメリカン航空のロサンゼルス/シドニー線は、2015年12月19日から就航します。この就航により、カンタス航空はロサンゼルス線に投入している747を週4便、メルボルン/ロサンゼルス線を週1便、それぞれ減便し、アメリカン航空に移行します。アメリカン航空は777-300ERを使用します。

なお、カンタス航空はA380で運航するシドニー/ロサンゼルス線、メルボルン/ロサンゼルス線、ブリスベン/ロサンゼルス線は継続し、アメリカン航空とのコードシェアも継続します。

政府認可を条件とし、この路線展開により両社は成長を加速させ、関係強化を図ると共に、顧客の搭乗時のサービスがシームレス化され、北米とオーストラリア、ニュージーランド間の往来が便利になります。また、両社の共同事業は路線のレベニュー・シェアへと関係強化します。

■アメリカ/オーストラリア間の路線
・シドニー/ロサンゼルス線
 現在:カンタス 747 週7便、A380 週7便
 12月以降:カンタス A380 週7便、747 週3便、アメリカン航空 777 週7便
・メルボルン/ロサンゼルス線
 現在:カンタス 747 週3便、A380 週7便
 12月以降:カンタス A380 週7便、747 週2便
・ブリスベン/ロサンゼルス線
 現在:カンタス 747 週7便
 12月以降:変更なし
・ロサンゼルス/ニューヨーク・JFK線
 現在:カンタス 747 週7便
 12月以降:変更なし
・シドニー/ダラス・フォートワース線
 現在:カンタス A380 週6便
 12月以降:変更なし
・シドニー/サンフランシスコ線
 現在:カンタス 運休
 12月以降:カンタス 747 週6便

※ロサンゼルス/シドニー線の記述について、当初の配信に誤りがありました。該当部分の内容を修正しました。お読みいただいた読者の皆様にはご迷惑をおかけいたしました。

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