ソーラー・インパルス2、ハワイ出発は2016年4月初旬に

ソーラー・インパルス2、ハワイ出発は2016年4月初旬に

ニュース画像 1枚目:ハワイに到着時のソーラー・インパルス2
© Solar Impulse
ハワイに到着時のソーラー・インパルス2

ソーラー・インパルス2のハワイからの出発は、過熱したバッテリーの修理が大がかりのものとなるため、2016年4月初旬となる見込みです。ソーラー・インパルスが2015年7月15日に発表しました。

ソーラー・インパルス2は、名古屋を6月29日早朝に出発し、7月3日早朝にハワイ・オアフ島のカラエロア空港に到着しましたが、出発直後からバッテリーが過熱するトラブルを抱えたままの飛行でした。

ハワイに到着後、問題のバッテリー関係の部品を修理したり交換する必要が生じ、7月11日に出発は早くても2週間から3週間後になると発表していました。

しかし、熱帯気候での上昇と下降にともなうバッテリーの温度変化が予想以上だったことがわかり、数カ月かけて大がかりな修理と長時間の飛行に耐えるバッテリーの加熱・冷却プロセスを検討することになりました。

アメリカ運輸省の支援によりカラエロア空港のハワイ大学ハンガーで修理が行われ、2016年にテスト飛行を実施し、4月初旬に世界1周飛行の後半に飛び立ちます。

ハワイからアメリカ西海岸、大陸横断してニューヨークのJ.F.ケネディ空港、大西洋横断してヨーロッパ、そして出発地のアブダビへ飛行して世界一周を完成させます。


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