日本航空協会、9月から唯一現存する旧陸軍三式戦闘機「飛燕」を修復へ

日本航空協会、9月から唯一現存する旧陸軍三式戦闘機「飛燕」を修復へ

ニュース画像 1枚目:飛燕などシンボル展示 イメージ
© 岐阜県 / 各務ケ原市
飛燕などシンボル展示 イメージ

日本航空協会は、2015年7月15日(水)、鹿児島県南九州市の知覧特攻平和会館に展示されている陸軍三式戦闘機「飛燕」二型(キ61-II改)を、9月から約1年をかけ修復すると発表しました。

この「飛燕」は、旧日本陸軍の航空審査部に所属し、終戦直後にアメリカ軍に接収されたのち、日本航空協会に譲渡されたもので、機体全体が良好な状態で保存されている世界で唯一の三式戦闘機です。

今回の修復では、オリジナリティを保つ部分を損ねることなく戦後に加えられた来歴と無関係の改変箇所を取り除きます。現在の塗装の剥離とオリジナルの状態に近づけた再塗装、戦後に張替えられた操舵面の張替、失われている部品については同型部品の入手や正確な部品のレプリカ作製が可能であればその組み込みなど、川崎重工業の協力により実施される予定です。なお、修復後には2016年秋頃から、岐阜県各務原市の「かかみがはら航空宇宙科学博物館」で展示される予定となっています。

詳しくは、日本航空協会のウェブサイトを参照下さい。

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