キャセイ、CX884便が煙探知でシュミア島アーレックソン飛行場に緊急着陸

キャセイ、CX884便が煙探知でシュミア島アーレックソン飛行場に緊急着陸

キャセイパシフィック航空は2015年7月29日21時30分ごろ、同社CX884便がアリューシャン列島のシュミア島に緊急着陸したと発表しました。香港発ロサンゼルス着のCX884便は、機体記号(レジ)「B-KPQ」の777-300ERで、機内で煙を探知したことから、予防措置としてシュミア島のアーレックソン飛行場に着陸しました。

この便には乗客276名、乗務員18名、計294名が搭乗していましたが、怪我などは報告されていません。

「B-KPQ」は緊急着陸後、点検などを行いアーレックソン飛行場からアンカレッジへ向けてフェリーされています。この便の運航を支援するため、キャセイパシフィック航空は、香港発7月30日3時45分発でCX884Dを用意し、乗客を別機材に乗せかえ、目的地のロサンゼルスに運航する計画です。

キャセイパシフィック航空では、安全は最優先事項で、機長の判断は予防措置として適切だったとコメントしています。また、乗客には長いフライトとなること、心配をかけたことに陳謝していますが、徹底した調査を行うとしています。

なお、アーレックソン飛行場への民間機の着陸は、2010年7月にダラス発成田着のアメリカン航空以来のこととなりました。

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