エミレーツの777-200が全機退役、フェリー便出発前のコクピット【動画】

エミレーツの777-200が全機退役、フェリー便出発前のコクピット【動画】

ニュース画像 1枚目:エミレーツは777シリーズ、全派生系を保有する
© Boeing
エミレーツは777シリーズ、全派生系を保有する

エミレーツ航空は1996年10月に導入した777-200、機体記号(レジ)「A6-EMF」を退役させ、アメリカ・アリゾナ州のピナル空港にフェリーしました。これにより、エミレーツの777-200は全て退役しました。この機体は解体される予定で、その最後のフライトの離陸までの様子がYouTubeで紹介されています。

エミレーツは平均機齢75カ月以内、6.5年をめざし、新機材で効率的な運用をめざし、その一環で機齢を重ねている機体の退役を進めています。動画で紹介されている「A6-EMF」は1996年10月に導入された機体で、エミレーツの保有機では機齢の長い18.9年です。

日本でもフェリーフライトでは真っ白の退役機を見ることができますが、エミレーツも同じく自社のエンブレムやロゴを全て外した真っ白の塗装で機体記号のみ残し、一見してどこの所属機か分からないように作業を行い、最後のフライトを迎えます。動画には、作業を終えて格納庫から機体を駐機場に移動させ、最後のフライトを行う乗務員4名が乗り込む様子、フェリーフライトでも念入りに確認する様子などが収められています。

ハイライトはコクピットで機長と副機長の交わす会話です。この機体がいつ納入され、6,000万キロメートルと地球と月の往復80回分を飛行して来たことが確認されます。

「So you ready for this flight?」とフライト準備ができたか尋ねる機長に、副機長はいつも通り「Yes」と応じ、離陸する映像となります。このカットでは画面奥に現在のフラッグシップ機のA380が本拠地を去る同僚に「お疲れ様」と見送る様でもあります。

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