JALのシンガポールでの誘導路上の離陸操作が重大インシデントに認定

JALのシンガポールでの誘導路上の離陸操作が重大インシデントに認定

日本航空(JAL)のシンガポール発羽田着JAL38便の767-300、機体記号(レジ)「JA606J」が、誘導路を滑走路と誤認した件で、シンガポールの航空当局と国土交通省航空局が重大インシデントと認定し、調査を開始します。

この便は管制承認の後、地上走行し、滑走路20Cから離陸許可を得ました。その途中の誘導路で、副操縦士が誘導路と滑走路と誤認し、誘導路上にて離陸操作を開始しました。この誤認に気付いた機長が離陸操作中断を指示し、副操縦士も離陸操作を中断、同時に管制から停止の指示を受けました。その後、正しい滑走路20Cから離陸し、羽田に到着していました。

この事態について、機長、副操縦士とも会社に報告せず、シンガポール当局からの問い合わせで初めて会社として認識し、国土交通省航空局への報告が行われてました。

JALでは機長と副操縦士の2名を乗務停止とし、調査に全面的に協力しています。また、この件について陳謝すると共に「安全意識の再確認と一つ一つの作業の確実な実施を徹底してまいります」とコメントしています。

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