海上保安庁は西之島付近の火山活動について2015年7月31日(金)、羽田航空基地所属MA722の「みずなぎ」で観測を実施、その状況を発表しました。
この観測で、既存の火口北側に新たな小火口が形成され、この2つが全体として大きな1つの火口を形作り、拡大した火口から灰白色の噴煙が連続的に放出されている状況でした。溶岩は、ホルニト状の噴気孔の東側の麓から東方向と南東方向に流下し、東岸では溶岩流が海に流⼊し、水蒸気が上がっている状況でした。
なお、西之島の形状は島の上空に雲が存在し、正確な全体の形状や大きさについてデータは取得できませんでした。