アメリカ海軍、F/A-18E/Fに新型長距離対艦ミサイル搭載試験を開始

アメリカ海軍、F/A-18E/Fに新型長距離対艦ミサイル搭載試験を開始

ニュース画像 1枚目:LRASMのダミーとVX-23のF/A-18E
© U.S. Navy photo
LRASMのダミーとVX-23のF/A-18E

アメリカ海軍は、2015年8月12日、F/A-18E/Fスーパーホーネットに長距離対艦ミサイル(LRASM)を搭載する試験を、メリーランド州の海軍航空基地(NAS)パタクセントリバー、第23航空試験評価飛行隊(VX23)で開始しました。

8月末から開始される航空試験に先立ち、LRASMと同じ質量で作られたダミーを地上でF/A-18Eに搭載して、負荷とフィッティング、ミサイルと機体とのクリアランスをチェックしました。あわせてテストチームにLRASMの搭載・取り外し作業の手順を再確認しました。

LRASMは、ハープーンの後継後継対艦ミサイルで、ステルス製を持つ亜音速の巡航ミサイルです。海軍精密兵器プログラム部長のジェーム・エングダール大佐は「LRASMは今後ますます高まる海洋の緊張状態を安定させるのに役立つ。緊急的な事態に遠距離から対応する能力をもたらすだろう」と話しています。

LRASMは今後数年間にわたりNASパタクセントリバーと、カリフォルニア州にある海軍航空兵器基地チャイナレイクで試験が実施され、2019年にはF/A-18E/Fでの実戦化が計画されています。空軍も2018年にB-1での実戦化を目指しています。

メニューを開く