アルゼンチン空軍、超音速戦闘機ゼロに

アルゼンチン空軍、超音速戦闘機ゼロに

アルゼンチン空軍は、2015年11月下旬に保有するミラージュ戦闘機を退役させる模様です。金融危機のため後継機導入が頓挫し、残るジェット戦術機はA-4ARスカイホーク32機と、IA-63パンパ練習・攻撃機19機のみとなりそうです。Sputnikが2015年8月20日付で、アルゼンチンのウェブサイト情報をもとに報じています。

ロシアのミリタリーブログによると、アルゼンチン空軍の第6航空旅団は、ミラージュIIEAを10機、ミラージュIIIDAを2機、ミラージュ5Pを7機、フィンガーIIB(IAIネシェルの近代化型)を11機保有していますが、実際に飛行できるのはこのうち7機から8機程度としています。これらが11月には全機退役してしまいます。

海軍航空隊もシュペルエタンダールを数機保有していますが、かなり老朽化しているはずです。

アルゼンチン空軍は、中国のJ-10やFC-1、イスラエルのクフィル中古機、ロシアのYak-130やSu-24、スウェーデンのグリペンなどを導入しようと計画しましたが、すべてが頓挫しているようです。

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