みずなぎによる西之島観測、⽕⼝の爆発頻度は6月からは減少か

みずなぎによる西之島観測、⽕⼝の爆発頻度は6月からは減少か

ニュース画像 1枚目:⻄之島周囲の変色水域 8月19日にみずなぎから撮影
© 海上保安庁
⻄之島周囲の変色水域 8月19日にみずなぎから撮影

海上保安庁は西之島付近の火山活動について2015年8月19日(木)、羽田航空基地所属MA722の「みずなぎ」で観測を実施、その状況を発表しました。

この観測で、火口から、約1分から1分30秒間隔で白色の噴煙を上げ、噴火が継続していました。火口縁、火砕丘の北東斜面にあるホルニト状の噴気孔から、⻘⽩⾊から白色の火山ガスが連続的に放出されていました。また、⻄之島の周囲は、褐色の変色水域が海岸線に沿い、幅がおよそ100メートルから200メートルで分布していました。

また、みずなぎに同乗した東京⼯業⼤学⽕⼭流体研究センターの野上健治教授は、⽕⼝での爆発頻度は2カ月前の6月までの活動と比べ、減少しているとの推測を示しています。

なお、8月19日時点の形状は、東⻄は約2,000メートルで、形状を測定できた6月18日時点と大きな変化は無く、南北は約2,000メートルと6月18日の2,100メートルから縮小しています。なお、面積は6月18日の約2.70平方キロメートルから2.71平方キロメートルとなっています。

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