国土交通省、保安強化でボディースキャナーを試験 関西、成田、羽田で

国土交通省、保安強化でボディースキャナーを試験 関西、成田、羽田で

国土交通省航空局は、関西国際空港第2ターミナルを皮切りに、成田、羽田の3空港で新たなボディースキャナーの運用評価試験を実施します。政府の国際組織犯罪等・国際テロ対策推進本部で、出入国管理について地方空港も含めた対策が求められており、航空保安対策の強化策として試験を通じ、保安検査の高度化を検討します。

国土交通省では、観光立国推進で海外からの訪日外国人の誘客も図っており、旅客の円滑な流れを確保しつつ、保安体制を高める狙いから、海外で導入が進められている先進的なボディスキャナー導入を検討します。

関西空港第2ターミナルでは10月15日(木)から10月26日(月)、成田空港第1ターミナルでは10月27日(火)から11月3日(火)と11月18日(水)から12月3日(木)、羽田空港国際線ターミナルでは11月5日(木)から11月16日(月)と12月5日(土)から12月16日(水)に実施します。試験では、評価する保安検査設備の通過人数、通過所要時間を測定し、そのデータから機器について分析を行います。

なお、このボディスキャナーについては、2010年7月から9月まで成田空港で実証実験を行っており、その際に一部機器でプライバシー保護の課題があったものの、今回はこうした点への配慮も検討されているとしています。

期日: 2015/10/15 〜 2015/12/16
この記事に関連するニュース
メニューを開く