トランスアエロ、2015年のA380受領延期 747-8Iは組立完了も動きなし

トランスアエロ、2015年のA380受領延期 747-8Iは組立完了も動きなし

ニュース画像 1枚目:トランスアエロ航空 A380塗装のイメージ
© AIRBUS S.A.S.
トランスアエロ航空 A380塗装のイメージ

エアバスは、ロシアのトランスアエロ航空に、2015年中にも納入を予定していたA380について延期しました。ロイターやブルームバーグなどが伝えています。すでに最終組立ライン上では延期すると見られていたものです。

トランスアエロ航空向けのA380は、初号機が製造番号「196」で、2機目は「212」でいずれも製造延期とみられています。これにより、製造番号では200から229までの30機のうち、215がブリティッシュ・エアウェイズ向けとなる以外はエミレーツ向けの製造が続く状況となります。

この延期は、ロシア経済の景気後退からくる需要低下とエアバスの見方をロイター、ブルームバーグとも伝えています。

ちなみに、トランスアエロ航空は747-8インターコンチネンタルも4機発注していますが、こちらはすでに最終組立が完了しています。製造/ライン番号は「42416 / 1519」で2015年5月にロールアウトしています。ただし、3カ月たっても大きな動きが見られていません。ブルームバーグはこの747-8Iについて、ボーイングから「変更なし」と伝えられたことも紹介しています。

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