航空局、一般空港向けに876億円を要求 新千歳では国際線の機能向上も

航空局、一般空港向けに876億円を要求 新千歳では国際線の機能向上も

国土交通省航空局は2016(平成28)年度の概算要求で、那覇、福岡、新千歳など航空交通ネットワークの機能強化として一般空港向けに876億円を要求しました。2015年度の743億円から133億円の増額です。

那覇空港では、すでに着工した滑走路増設事業を実施します。2020年3月末の供用開始を目指しているもので、総事業費は1,993億円で2016年度は345億円、このうち国費が330億円となります。護岸、埋立工事の用地造成、管制塔・無線施設整備を行います。

福岡空港は、ピーク時の混雑解消を行い、適切な財源を確保し、現在の滑走路に平行する2,500メートルの滑走路増設事業を実施します。また、2019年度の空港運営の民間委託開始をめどに委託のスキームなどを調整します。

新千歳空港は、国際線旅客が急速に拡大しており、その影響で施設混雑の解消、引き続き増加が見込まれる国際線需要に対応するため、国際線エプロンの拡張で旅客の処理能力の向上をはかり、国際線ターミナルビルの機能向上し、南側誘導路の新設で国際線の導線を変更し、地上走行距離の軽減もはかります。また、国内線でもスポットイン・アウトの待ち、プッシュバック待ちの解消につなげるため航空機の導線変更で処理能力の向上で、混雑解消につなげる整備を行います。

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