香港政府、捜索救難・消防・国境警備用にエアバスH175を7機発注

香港政府、捜索救難・消防・国境警備用にエアバスH175を7機発注

ニュース画像 1枚目:H175ヘリコプター
© Airbus Helicopters
H175ヘリコプター

エアバス・ヘリコプターズは、2015年9月8日、香港の政府フライング・サービス(GFS)から、7機のH175ヘリコプターを受注したと発表しました。公共サービス仕様のH175としては、世界で初めての受注です。

GFSは香港特別行政区の機関で、24時間態勢で緊急事態に備えています。現在、エアバス・ヘリのAS332を3機とH155を4機使用して、捜索救難(SAR)と消防任務についています。

GFSではH175をこれまで同様に、SARや緊急医療サービス、消防、法執行、地上と海上の国境警備に使用しますが、H175には沿岸や外洋での運用能力向上に期待しています。2017年に最初の3機が納入され、2018年に残りが納入される予定です。

GFSのH175には、監視・追跡用の電子光学システムや強化されたデジタルマップ・ディスプレイ、オペレーター・コンソール、デュアル・ホイスト、ラウドスピーカー、サーチライトなどが装備されます。

H175は、エアバス・ヘリと中国航空工業公司(AVIC)が共同開発した7トン・クラスの中型汎用ヘリコプターで、中国軍ではZ-15の名称で大量に配備する計画です。

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