ボーイング、767の月産機数を2017年第4四半期に2.5機へ引き上げ

ボーイング、767の月産機数を2017年第4四半期に2.5機へ引き上げ

ニュース画像 1枚目:ボーイング、エバレット工場の767生産ライン
© Boeing
ボーイング、エバレット工場の767生産ライン

ボーイングは2017年第4四半期から、767の月産機数を2.5機に引き上げます。現在、767は月産1.5機ですが、すでに2016年には月産2機に引き上げる計画が発表されており、これをさらに引き上げるものです。

767の貨物機は、1993年のプログラム開始からすでに22年が経過していますが、引き続き改良が行われることで、受注を獲得し続けています。最近では、フェデックスが50機を確定、オプションを含めると最大100機を発注しています。確定発注の50機分は、2018年から2023年の納入で、この大型受注にも対応します。

さらに、ボーイングは767をベースとしたアメリカ空軍のKC-46空中給油機プログラムでも2027年までに179機を生産する計画です。

これにより、767は引き続き2020年代も生産が続きます。767としては1970年代から開発プログラムがはじまり、1982年にユナイテッド航空で営業飛行を開始しています。ボーイングでは737とあわせ、40年超の長期間に渡る同社を代表するロングセラー機となっています。

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