ローマ法皇フランシスコが、2015年9月22日から27日まで訪米した際に、アメリカ政府は最大級のテロ対策を行いましたが、アメリカ国内を航空機で移動した際にはF-22ラプターまで動員した模様です。TACTICAL AIR NETWORKが伝えています。
ローマ法皇は、前訪問国のキューバからアメリカ・ワシントンDC近郊のアンドリュース空軍基地(AFB)まで、アリタリア航空のチャーター機で移動しましたが、アメリカ国内はアメリカ司教協議会(U.S. Conference of Bishops)がチャーターしたアメリカン航空機で移動しました。
FAAは法皇が搭乗する機体のコールサインを「シェパード・ワン」と命名し、厳戒態勢で臨みました。これには通常は大統領と副大統領を守るシークレット・サービスや軍、FBI、地方警察などが総動員されました。
TACTICAL AIR NETWORKによると、航空機スポッターのロバート・デュベ氏が、法皇の乗ったアメリカン航空の777-300LRがニューヨークJ.F.ケネディ空港を離陸する前後の時間に撮影した写真に、KC-10から給油を受けるF-22 2機が偶然写り込んでいました。このF-22編隊が法皇護衛の任務を務めていたものとみられています。
We’re honored to fly Pope Francis (@Pontifex) on Shepherd One during his US tour. #PopeInUS pic.twitter.com/ly1M3bk1pd
— American Airlines (@AmericanAir) 2015, 9月 25