コリア・エアロスペース・インダストリーズ(KAI)は、2015年10月5日、慶尚南道泗川空港で、KT-100練習機初号機が初飛行したと発表しました。
KT-100練習機は、KAIが開発した軽飛行機KC-100を空軍の飛行教育入門コース用に改装したもので、画像・音声記録装置や敵味方識別装備など必要な機材を搭載し、ホイール・フェアリングなど訓練に不要なものを取り外しています。
KAIは、2014年12月に韓国防衛事業庁(DAPA)と開発契約を結び、2016年末までに1号機と支援機器類を納入する予定です。KT-100が配備されると韓国空軍の練習機は、入門コースのKT-100、基本練習機のKT-1、超音速高等練習機のT-50となり、すべて韓国で開発された機体になります。
韓国ではKT-100などを使用する訓練システムの輸出も視野に入れている模様です。