アグスタ・ウエストランドが構想する次世代民間ティルトローター機

アグスタ・ウエストランドが構想する次世代民間ティルトローター機

ニュース画像 1枚目:低排出ガス、低騒音を目指すアグスタ・ウエストランドの次世代民間ティルトローター機のイメージ
© AgustaWestland
低排出ガス、低騒音を目指すアグスタ・ウエストランドの次世代民間ティルトローター機のイメージ

アグスタ・ウエストランドは、EUが主導する2025年以降の低公害航空機研究プログラム「クリーン・スカイ 2」に適合する次世代民間ティルトローター(CTR)革新的実証機(IADP)を開発中です。

また、CTR IADPはACARE( Advisory Council for Aviation Research and Innovation in Europe)が提言するヨーロッパ航空産業界のリーダーシップを確保するFlightpath 2050にも準拠しています。

ティルトローターに関しては25年の経験があるアグスタ・ウエストランドは、ヨーロッパ最速のドア・トゥ・ドアを実現するため、次世代CTRを設計、製造、飛行させるとしています。

機体の概要としては、悪天候をクリアするために2万5,000フィートを巡航する与圧キャビンを備え、巡航速度は時速550キロ以上、人員輸送や海洋パトロール、災害派遣、捜索救難に使用可能というものです。クリーン・スカイ 2に適合するため低CO2排出のエンジンが使用されます。

まだまだ研究段階のためどのような機体になるのかはっきりしませんが、イメージ・イラストではV-22を洗練させたもので、離着陸時にはローター効率を良くするためか主翼も垂直に可動するものが構想されています。

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