メトロジェット墜落の影響、シナイ半島発着便で救出便や欠航など

メトロジェット墜落の影響、シナイ半島発着便で救出便や欠航など

ロシアのメトロジェット、A321が2015年10月31日、エジプトのシナイ半島付近で墜落した事故をめぐり、イギリス政府がテロの可能性を示唆しています。これを受けイギリス政府はシャルムエルシェイク発着便の運航を運休するよう指示しましたが、イギリス人の帰国などを目的に再開を認めています。

ブリティッシュ・エアウェイズはシャルムエルシェイク発の11月5日に運航する便を遅延させ、11月6日に運航予定でしたが欠航としました。これ以降も状況次第としています。

格安航空会社(LCC)のイージージェットは11月6日、イギリスから8便をフェリーし、さらに2機をシャルムエルシェイクに向かわせ、計10便を運航する計画です。同社はイギリス政府と緊密に打合せし、安全性を確保するとしています。

また、ルフトハンザ・グループはシナイ半島への運航便は全て運休すると決定しました。これによりエーデルワイス航空、ユーロウイングスの便が欠航となります。期間の定めなく、運休としています。シナイ半島からの帰国を検討する旅客向けのフライトについては手配を行なうとしています。

KLMオランダ航空は、11月6日のカイロ発アムステルダム着のKL554便について、旅客の荷物は機内持込みのみとすると発表しています。同社はセキュリティの観点から事前の予防策としています。

※配信後、最終段落の一部を加筆しております。

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