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砕氷艦「しらせ」
防衛省・統合幕僚監部は、砕氷艦「しらせ(AGB-5003)」が第57次南極地域観測協力を実施します。出港は横須賀港で2015年11月16日(月)、帰港は東京港に2016年4月14日(木)を予定しています。観測隊は2015年12月2日(水)に出国、2016年3月27日に帰国する予定です。
「しらせ」は出港後、往路はフリーマントルに12月2日(水)に到着し、観測隊を12月3日(木)に乗艦し、12月6日(日)に出港します。南緯55度通過は12月12日(土)で、リュツォ・ホルム湾から昭和基地へアクセスします。復路は昭和基地から観測隊を乗せ、2016年2月27日(土)の越冬交替後、再び3月19日(土)に南緯55度を通過、シドニーに3月24日(木)に寄港し、3月26日(土)に観測隊は退艦します。「しらせ」は3月29日(火)に出港し、4月14日(木)に帰着する予定です。
昭和基地では、艦上観測支援、野外観測支援、基地設営支援などを行い、搭載するヘリコプターでの物資輸送なども例年、実施されています。総行動日数は151日、南極行動は99日、総行程は約20,000マイルの予定です。乗員は約180名、輸送する人員は往路64名、復路60名で、物資は往路1,017トン、復路は廃棄物など470トンです。